関鉄竜ヶ崎線


関東鉄道竜ヶ崎線は常磐線との乗換駅佐貫から市街地にある竜ヶ崎駅までを結ぶ、3駅4.5kmの小さな路線です。町と駅を往来する沿線住民を乗せて昼間でも毎時約2往復の頻度で気動車が行ったり来たりする、確かな地元需要に支えられた身近なローカル線です。


竜ヶ崎線には3両の車両が在籍していますが、そのうちの1両キハ532号は旧型と言える古参車両。関東鉄道旧塗装を纏った片開扉の車体、内装も赤系統の濃い色遣いが時代を感じさせます。国鉄キハ20形の部品を流用して製造されており、台車や扇風機には国鉄の香りも残っています。